今村幸平 Profile
1947年創業のバッグメーカー 今村勢株式会社 三代目 代表取締役
約10年ほど前に美しいバッグ作りを思い立ち、エルメスを分解してそれをお手本に独学でバッグ作りをはじめる。
今までに200型以上のデザイン制作に携さわり、技術力を身に付ける。
着物や帯を使った個性的な素材使いで、日本人ならではの感性に響くようなバッグを制作。
日本中、いたるところに存在する伝統技術や伝統文化を活かしたバッグ制作にも取り組む。
バッグを作る際に大切にしていることは、「大胆かつ繊細」。
大胆なだけでは粗雑な仕上がりになり、繊細なだけでは迫力に欠ける。
相反するものを両立させることで、初めて奥行きのある美しいバッグに仕上がると考える。
デザイン数の多さは、ネット社会において付加価値にならないとの考えから
2016年10月「たった一つだけのデザインによる個展」開催。
【 鞄の素材についてひとこと 】
原皮は日本の和牛で、大人の牛です。
タンナー(なめし業者)は兵庫県姫路市にある会社です。
特徴は、革を極限まで漂白し、白さを際立たせているところです。
また、長時間ミーリングという革の揉み解し加工を行い、表面のソフト感を出しています。
また、繊維が非常に緻密で丈夫なので、耐久性にも優れています。